我が家の三姉妹は、高校3年生、中学3年生、小学5年生です。
こどもたちがそれぞれ幼稚園年長さんのとき、小学校入学に向けてどのような家庭学習を取り入れようか考えました。
タブレットの「進研ゼミチャレンジタッチ」と「スマイルゼミ」を比較した結果、私は「チャレンジタッチ」にしました。次女は「スタディサプリ」もしていたことがあります。
そこで、私がチャレンジタッチを選んだ理由、
「チャレンジタッチ」「スマイルゼミ」「スタディサプリ」の特徴と基本情報(2023年2月調べ)をまとめてみました。
お子様のタブレット学習を選ぶ際に参考になれば幸いです。
進研ゼミ チャレンジタッチ | スマイルゼミ | スタディサプリ | |
月額料金 (毎月払いの場合) | 2023年4月料金改定後 小学生4.020円~ 中学生8,170円~ | 小学生3,278円~ 中学生8,580円~ | 小学生2,178円~ 中学生2,178円~ |
専用タブレット | ○ | ○ | × |
タブレット代 | 9,900円 6か月以上受講で無料 | 10,978円初月に請求 6か月~12か月未満退会7,678円 6か月未満退会32,802円 | 各自で準備 |
お試し | スマホで一部体験 体験会で体験 | 体験会で体験 | サイト上に14日間 無料体験あり |
科目 (小学生) | 国算英理社 プログラミング | 国算英理社 | 国算理社 |
科目 (中学生) | 国数英理社 | 国数英理社 | 国数英理社 |
教科書準拠 | 小、中とも○ | 小、中とも○ | 小は非準拠 中は準拠 |
モチベーション | 「ジュエル」を貯めて ゲームやアバターと交換 学びライブラリー | 「スター」を貯めて ゲーム、漫画を利用 | 「コイン」を貯めて キャラ着せ替え。 ペット「サプモン」育成 |
学習機能 | 国語・算数・英語は 先取り、遡り機能あり。 ライブ授業あり。 赤ペン先生の添削。 | 無学年学習。 漢検ドリル、計算ドリル付属。 | 人気講師監修授業。 デジタルテキストあり。 紙テキスト有料。 小学生から高校生まで 学年横断学習可。 |
選ぶときの優先ポイントはどこか?を考える
各ご家庭で重視するポイントがあると思います。
自分がどのポイントを優先するかが大事になります。
タブレット代金重視なら「チャレンジタッチ」
<チャレンジタッチの場合>
チャレンジタッチは6か月以上継続するとタブレット代無料。
タブレットに関する導入時の負担がありません。
もし、6か月経過する前に退会や学習スタイルを変更してもタブレットを返却すれば無料です。
ここがスマイルゼミとの大きな差でした。
※6か月未満に退会し、タブレットを返却しないなら原則税込9,900円(4月号から入会なら8,300円)を退会時に支払いが必要です。
<スマイルゼミの場合>
スマイルゼミはタブレット代の初期費用として税込10,978円が必要。
6か月以上12か月未満に退会すると初期費用の10,978円に+7,678円の支払い。
6か月未満に退会すると初期費用の10,978円に+32,802円の支払いです。
子供に合うか、わからないのにスマイルゼミは初期費用と退会時の負担が大きいと感じました。
<スタディサプリの場合>
スタディサプリは専用タブレットがないのでご自身で用意する必要があります。
もともと使っているタブレットがあったり、この機種を使わせたいなどこだわりがあれば、スタディサプリもいいでしょう。
先取り学習重視なら「スタディサプリ」
<スタディサプリの場合>
スタディサプリは小学講座、中学講座、高校講座のどれに申し込んでも小学生から高校生までの先取りができます。
各講師の授業が学年関係なくどれでも自由に受講可能です。
スタディサプリの方式が一番、無学年学習と呼ぶのにふさわしいと思います。
その点を重視するならスタディサプリを選ぶのがよいでしょう。
<チャレンジタッチの場合>
チャレンジタッチは小学1年生から小学6年生まで国語と算数の先取り、さかのぼりが可能です。
また追加費用なしでチャレンジイングリッシュも英検準1級レベルまで先取りできます。
理科や社会の先取りをしたいなら自分とは違う学年で申し込めば可能です。
尚、自分の学年とは違う学年を選んで入会するには電話申し込みが必要、チャレンジタッチのタブレットには2学年分しかダウンロードできないなど注意点があります。
詳しくは進研ゼミ公式サイトでご確認ください。
<スマイルゼミの場合>
スマイルゼミは、無学年学習を小学1年生から中学3年生まで対応しています。
学年を選ぶときに自分の学年とは違う学年を申し込むということになります。
たとえば、小学1年生が小学3年生の先取り学習をするなど、学年単位での先取りができます。
小学生は月ごとの先取りはできません。今月の単元は終わったから翌月の学習に取り組みたいというのはできないのです。これは、月ごとの履修内容の基礎をしっかりと身に着けるためです。
中学生は月ごとの先取りができるようになっています。
「漢検ドリル」「計算ドリル」は、追加費用なしで先取りできます。
オプションで追加費用ありの「英語プレミアム」では、英検2級程度まで先取り学習ができます。
受講料重視なら「スタディサプリ」
スタディサプリは人気講師の授業を視聴する学習スタイルが特徴です。
専用タブレットはありませんが、家で使用しているiPadやタブレットがあったり、準備できる方は逆に余分なタブレットが増えなくていいというのはメリットにもなります。
小学1年から高校3年まで先取り、遡り授業ができ、受講料も月額税込2,178円の定額制です。
他社は学年が上がるごとに料金が上がっていきますので、この料金の定額制は破格です。
ただ、テキストPDFはダウンロードだと無料なのですが、紙のテキストは1冊1,320円(税込、送料込)です。ダウンロードしてプリントアウトも面倒だし、紙のテキストも教科ごとなので結構いいお値段だなぁと思いました。結局、紙テキストを買うか迷っているうちに次女は授業を見なくなり、やめてしまいました。
手を動かして問題を解いていくチャレンジタッチの方が合っていたようで「もう一度始めたい」と、結局チャレンジタッチを再開しました。
これは私も反省したのですが、基本料金は他のタブレット学習より低価格なのですから、紙のテキストを最初から購入しておけば、普通に続けることができたのかもしれません。
あとで気づきましたが、もう1台タブレットを用意してテキスト画面として使用するのもよさそうです。
受講料重視の方はスタディサプリを試してみる価値はあると思います。
やる気のある子ならどんどん授業を受講して学習をすすめてくれそうです。
書きやすさ重視なら「スマイルゼミ」
<スマイルゼミの場合>
スマイルゼミのタブレットは、手をタブレットに付けて書くことができます。紙に書くときのように書くことができるのでいいですよね。
2023年度、新年長、新小1、新中1以外で書きやすさを重視するならスマイルゼミを選ぶのがいいと思います。なぜこの学年以外なのかは次のチャレンジタッチで説明します。
<チャレンジタッチの場合>
チャレンジタッチのタブレットは、最近までチャレンジパッド1~3とNeoのいずれかだったのですが、2023年4月から新小学1年生、新中学1年生、新年長さん、新年中さんは新しいタブレット「チャレンジパッドNEXT」になります。
いままでのタブレットは手をタブレットに付けて書くことができなかったので書きにくいというデメリットがあったのですが、チャレンジパッドNEXTは改良して手を付けて書けるようになりました。
しかしながら、新小1、新中1、新年長、新年中以外はいままで通り旧式のタブレットですので、手をつけて書くことができません。
追い追い変更していくのでしょうが、今のところは最新タブレットが配布される学年の新規申込者のみです。
2023年度、新年長、新小1、新中1なら、タブレット代も考えるとチャレンジタッチを選ぶのがいいと思います。
タブレット学習のメリット・デメリット
そもそもタブレット学習って取り入れた方がいいのでしょうか?
良い面と悪い面をまとめてみました。
・子供が一人で勉強をすすめることができる。(まる付けの必要なし)
・何度も繰り返し学習できる。
・先取り、さかのぼり学習ができる。
・ゲーム感覚で楽しく学ぶことができる。
・タブレットに慣れることができる。
・塾のように送迎の必要なし。
最近では、学校でも一人一台タブレットを使うようになっていますのでタブレットに慣れておいた方がいいと思います。
先日、小学生の総合時間の参観に行ってきたのですが、タブレットを活用して自分たちで撮影した動画も交えた発表をしていて、今の子はこんなこともできるんだと驚きでした。夢がユーチューバーの子が増えるのも納得です。
・目が悪くなるかも。
・通信環境を整える必要がある。
特に視力への影響が気になりますが、スマイルゼミ公式サイトにこのような記載がありました。
目が悪くなる(近視化)一番の原因は、近くのもの(30cm以内)を長時間見つめ続けること。
スマイルゼミ公式サイトより引用
紙でもタブレットでも同じなのですね。
対策として、大きな画面にしたり、1時間に1度は休憩を入れるなどがあります。
チャレンジタッチを選んだ理由3つ
長女が小学校に上がるとき、ベネッセには紙のチャレンジしかなかったので、紙のチャレンジでスタートしました。
でも紙テキストをため込み1年間で退会。
3年生に上がるときにタブレットのチャレンジタッチが始まり、テレビCMを見て本人もやりたいと言うのでチャレンジタッチを始めました。
次女と三女も小学校に上がる前に進研ゼミのタブレット学習「チャレンジタッチ」を選びました。
決め手は3つ。
1.専用タブレットがある
2.6か月以上継続するとタブレット代が無料
3.電子書籍が読み放題
専用タブレットがある
専用タブレットがあることのメリットは2つ。
1.YouTubeやWebへのアクセス不可。有害サイトへのアクセスを防げる。
2.家庭でタブレットを用意する必要がない。
チャレンジタッチとスマイルゼミは専用タブレットがありますが、スタディサプリはありません。
スタディサプリを選ぶ方は、子供用にタブレットかパソコンかスマホを用意する必要があります。
視力のことを考えると画面は大きい方がいいので、学習用にはタブレットかパソコンがいいです。
6か月以上継続するとタブレット代が無料
チャレンジタッチは6か月以上継続するとタブレット代無料。
タブレットに関する導入時の負担がありません。
電子書籍が読み放題
チャレンジタッチは電子書籍「学びライブラリー」1,000冊以上が読み放題、映画や動画もあります。
特に長女は本が好きなのでどんどん新しい本が追加されていくのがよかったです。
勉強に関する本ばかりでなく、小説なども充実してします。今読んでいる本やおすすめの本を私や妹たちに教えてくれたり楽しんでタブレットを開いていました。
チャレンジタッチの特徴
決め手になった3つの特徴以外のチャレンジタッチの特徴をあげていきます。
参加型のライブ授業、赤ペン先生
担任制の赤ペン先生が一人ひとりの解答に合わせて記述力を指導してくれます。個別に丁寧なアドバイスをもらうことができます。
参加型のライブ授業で講師が丁寧に解説してくれます。一方的に聞くだけでなく、問いかけに応じて考えて解答する「参加型」授業です。※ライブ授業の追加受講費は無料です。
レベル学習
標準コースと応用コースの2つの難易度があります。
理解度に合わせていつでも難易度を変更できます。
難易度は教科ごとに設定可能です。
子供の学習状況に合わせてAIが学習内容を自動提案する他、教科ごとにカスタマイズも可能。
教科書レベルを超えた応用問題や思考力を伸ばす問題まで取り組めます。
国語と算数は小学校全範囲のさかのぼり、先取り学習ができます。
習っていない単元は動画で指導してくれますので、子供が一人でも学習を進めていくことができます。
スマイルゼミにも標準学習と発展学習がありますが、発展学習は+550円(税込)となりますし、解き方動画は発展学習だけとスマイルゼミ公式サイトにあります。(2023.2.15現在)
自動ときなおし
丸付けから解きなおし問題まで自動で提案してくれます。
まちがえた問題は「丸付けの後すぐ」と「忘れたころ」の2回解きなおしです。
選択肢がシャッフルされるので丸暗記も防げます。
正答率やまちがえた問題は毎日メールで保護者に届きますので把握できます。
子供が取り組んだ学習内容や点数、学習の進みぐあいなどはメールは毎日メールが届くので子供にやったかどうかの確認する必要もありません。高学年にもなると、聞かれるのが面倒に思うようなので助かります。
おうちの方向けのサイトでは各単元の正答率や解きなおしの進みぐあい、課題の提出率など詳細に確認できます。
自動採点で正誤がすぐわかり、保護者の丸つけが不要。
まちがえたまま解き進めず、すぐに自動採点してくれます。
チャレンジタッチを受講するメリット
決め手になった3つ以外にもいいなと思っているところです。
- 使用教科書を登録するので、今習っているところを勉強することができる。
- たまに電話がかかってきて子供にはテストに向けての勉強方法などアドバイス、親には声掛けのアドバイスをくれる。
- アプリもどんどん追加されてゲーム感覚で勉強できる。
特によかったアプリは「歴史人物つながりバトル」です。
2人で対戦、またはコンピューター相手に1人で対戦できます。
三姉妹で大盛り上がりで歴史人物を学ぶことができました! - 送り迎えの必要なし。
通う必要がないので行き帰りの時間がかからず自由な時間が増える。
増えたその自由な時間(スキマ時間)を勉強にあてることもできる。
我が家は女の子なので、夜遅くに出歩かなくていいのは安心でした。 - チャレンジタッチを受講していても紙の教材(暗記ブックなど)が届く。
この暗記ブックが9教科わかりやすくまとめられており、中学生はテスト対策に重宝します。
チャレンジタッチのデメリット
子供たちにチャレンジタッチのよくないところを聞くと、長女と次女は「時間が上に出ていて、その時間を超えると時計の文字が赤くなるのが嫌だった」とのことでした。
ちなみに、赤くなるだけで解き続けることはできます。
時間表示が嫌な人は消せたらいいのになぁと思います。
三女は問題を解くスピードが速いようで、赤くなったことがないそうです。
続けるコツ
タブレット学習を続けるコツは2つ。
1.時間を決める
2.充電切れにならないようにする
我が家の子供達はお風呂あがりのドライヤーの時間をチャレンジタッチの時間に決めています。
小学生の間は私がドライヤーをしてあげながら子供がチャレンジタッチをしていました。
ドライヤーをしながらだといっしょに画面をみながら、子供がどのように学習しているのかさりげなく見ることができてよかったです。
ドライヤーが終わっても、タッチをやりはじめているのでそのままきりがつくまでタッチをしてから寝る用意をしています。
チャレンジタッチをしたら私のスマホにメールが届くので子供への応援メッセージを返しています。
ドライヤーをするときに限らず、各ご家庭で都合のいい時間をタッチをする時間に決めてしまうのがいいと思います。
あと、「やろうと思ったときに充電できていないとやる気がなくなる」ようなので、充電できているかおうちの人が確認してあげるとバッチリです。自分で管理してほしいところですが、親の手助けも時には必要ですね。
受講費
小学講座は4教科(国算理社)に英語、プログラミングまで標準装備です。※理科と社会は3年生から(※2023年2月15日現在の情報です。)
年払いか月払いか、学年によっても金額が変わってきますので下記の公式ホームページから各講座の最新の受講費をチェックしてみてください。
まとめ
どのタイミングではじめてもいいのですが、特に小学1年生入学準備プログラムからはじめるのがいいと思います。
小学校にあがると周りの子達が意外とひらがな書けて、足し算もできて焦ります。
年長さんなら小学校への期待もいっぱいですし、新しいものに興味深々で取り組んでくれると思います。